ユノ様の備忘録。

ユノ様の日々を記す。

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【想い出の日記】フィギュア神起 番外編「黄金を抱いて跳べ」後半【不定期更新/笑】

<需要なかろうとまだ続いております(笑)。旧ブログの記事を今年版に改定致しました。当時、「黄金を抱いて跳べ」にどハマりした記録として残しておきたい個人的日記なのでご興味ない方はスルーお願い致します。 ヲタク色濃すぎて(涙)。>

【2012年10月】

その1

2012年2月より心で温めてきた「黄金」が、モモが、ついについにそこまで来ているんすね。感無量…てか、カウントダウンになるにつれ、逆にその日が来ないで欲しいというか、とっておきたい大切な宝物というか、複雑な婆心。ゆえに試写会がダメで、実はホッとしている部分も…え、負け惜しみじゃねえよ?(爆)

試写会に当選した方は、朝9時から座席券引き換えということで、早朝、いやいや徹夜組?もいらしたそうなマリオン前の行列でございます。ツイより。
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時計は7時を差しておりますね?
で、その5時間後…。なぜかここにおりました。

未練がましく覗きに来たんじゃねえですよ(爆)!!
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親友と有楽町で待ち合わせだったので、「お願い、もしかしたら何か劇場前でやってるかもしれないからついてきて」と無理やりここに(笑)。と、何やら大がかりなセットが組み立てられている模様。
ふ、こんなこともあろうかとバッグに忍ばせていたフィギュア神起。
取り出すと、ブログを読んでいる親友は「これが本物のそれなのね!! まさか持ってきているとは…」と仰天(爆)。そして、往来の人目を気にしつつ、かなりチキンな配置で(笑)いきなりセッティングし写メるわたくしに、「いつもこんなことしてるの?」と憐れみのまなざし(爆)。

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少しでも立ち止まると係員が飛んできて「ここに立ち止まらないでくださいね」と厳しいこと。
ゆえに5秒セッティングでカシャと撮影すると、何事もなかったように立ち去るという(笑)。
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あくまでも、この日限りの試写会ということで、柱の大きなポスターと壁ポスターが貼られているのみ。
が、これを撮ろうとするビギ?らしきお嬢様方が後から後から。
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しゃあないですが、その視線を背中に受けつつ、コラボってみました(笑)。なにしろ一刻も早く撮って立ち去りたいため構図がアバウトすぎな件(笑)。
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人生半世紀生きて来たんです。恥ずかしくなんかありません(嘘)(爆)。
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でも、なんでここまでしているのか?なんて疑問にも負けません(爆)。
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そして、この撮影を見ていた方で「私も持ってきています」とフィギュア神起を取り出したお嬢様にお声をかけて頂きました(爆)。同志がいるなんて。胸熱(号泣)。
さらに肩をポンと叩かれ振り向くと、某知人が。なんとご友人が試写会に当選されて、ご一緒にこの日、ご覧になるということで。ああああああ、勝ち組!! うらやましくなんか…(以下略)(笑)。

まあ、これだけで立ち去るのもなんなんで、マリオン前の木にて緊急撮影会を。
ほとんど意味のないシチュエーション。
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その後、和風なお店でお昼のひとときを共に過ごし。
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4時半までにどうしても某所に立ち寄らねばならず、その前に横を通り過ぎると、おおおお、見事なセットが組まれておりました。ツイよりお借りしました。
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その1時間後、ここはこういうことになっていたという。
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いやああああああ!!! ここに集合なさったというのおおおおお!!!← 当たり前だろ(爆)
1000人近くの人が足を止め、シム氏が現れると凄い歓声で、ブキ様と浅野兄がそれを聴いて肘でつつきあって笑ったという…なんて話を、立ち寄り先より携帯で読みました(爆)。

いったい私は東方ファンなんでしょうか、それとも単なるフィギュア写真マニアなんでしょうか?
ええ、後者のような気が致します(爆)。

*****

【2012年10月】

その2

今週は許容量を超えるスケジュールブッキングだったんですが←フィギュア神起 in 黄金試写会会場前も立派なスケジュール←そうなのか(爆) もう、これまでか…と思える状態に差し掛かった時、必ず浮かぶわたくしの座右の銘の一つ、そう、今から40年ほど前でしょうか、『ハッチャキ!!マチャアキ』なる内容も全く覚えてはいないけれど、その中でマチャアキ大先生がおっしゃっていたお言葉、「やってやれない事は無い!やらずに出来る訳が無い!『ハッチャキーッ!マ・チャ・ア・キ』」が点滅しっぱなしでございまして。←その座右の銘はどうなんだろうと小一時間。

というか、諦める気持ちより、何とかしたい気持ちが勝ったのでございますね。ヲタの一念岩をも通す…ということで。一念発起。パズルを組み合すように動いてみると、ああ、うまく段取りがついて。
何をしても八方ふさがりな時は潔く諦めますが、こういう時は「行け」というお達しということで…。

行ってきました。

こいつらと共に…
後ろに見えるは、ヤンボーマーボー天気予報でお馴染み(なのか)の「ヤンマー本社」…。
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ということは、ここは東京駅? しかも新幹線車中? 隣の席のオサーンに訝しがられる前の強行撮影によりブレるフィギュア神起の二人。
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到着したよの認証ショットなれど、いったいどこだか訳わからず(遠い目)。
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ならば何か目印は??? おっと、後ろにボンヤリ見える横断幕には、さくらももこ先生筆らしい絵が描かれているということは…。
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もはや、二人がどうのというよりも、人目を逃れて駅名撮るのに必死すぎて。
わたくしの慌てぶりが見事に映し出されている構図といい、ボケ具合といい…
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いったいどうやって撮影を???と気持ち悪がらないでくださいね。
きちゃった…し・ず・お・か…(爆)。
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がしかし。40数年前からのマチャアキ先生の教えを唱えてまで二人を連れて、いったい何のために茶の国一人旅をと思われたことでしょう。
まあ、おおよそ察しはおつきになっているかと思われますが。
や、広いぞ日本、静岡市内は長い人生初の訪問…。駅周辺の整備っぷりが住みやすそうで、ちょっと住んでみたいかもと思わせる街中を通り過ぎ…

到着したのはバスターミナルとファッションビルが合体したそれは便利な「新静岡セノバ」の9Fにありますシネコン「シネシティザート」。
そう、18日 19時から行われる、「黄金を抱いて翔べ」試写会にやって参りました(爆)。どんだけ。

 

仕事場より、思いのほか早く到着したのが15時半…。座席引き換えも早々と済ませ、18時半の会場までいったいどうすれば(遠い目)。
皆さん、引き換えた後は戻られるんでしょうね、他に人は全くおらず。そんな中でスタッフゥの目を盗んで遠くから一枚。フィギュアは出せんかった…。チキンなハートが恨めしい(爆)。
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ちょっと場所を移動して、ここなら大丈夫? ←なんでそこまで
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よっぽど、封切中の映画でも観ちゃう?と思いながら、取り立てて心を動かされるラインナップでないので、本やらiphone見ながら時間をやり過ごしていると、

なんなのぅ??? この超絶可愛いお二人はっ!!(嗚咽) ポケットに忍ばせているフィギュア神起と同人物か?? 
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とか、ああ、こりゃフィギュアさんに完全に喧嘩打ってますねの「バービー&ケン アワード korea」に選ばれたというユノ様…。

ひぇえええええええ!!!!!
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人形より頭ちいせえですし、子供の夢を育むはずの夢の具現化の人形よりも、生身の方が何百倍もかっこいいのはドウシマスカコレ???
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なんです? このバレエ足???
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今回はスーツのサイズもジャストサイズで麗しく、お手に持った「ケン」の直立不動っぷりより素敵すぎて辛い。
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あら?お隣は例のお友達? お久しぶりじゃございませんこと? てか、いじくって何をチェックしている?ヅラかどうかか?
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男二人で人形を眺めるシュールな構図。
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あらあら、こっちご覧になってるわ(超笑顔)。
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おっと忘れがち。バービーはジェシカ嬢。ふーん。←え(笑)
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ちなみに、ケンのお友達に「ライアン」なる輩がいらっしゃるそうで…えええええ??? じゃ、ケン&ライアンを入手すれば、めくるめく妄想ライフがさらに充実したものにぃぃぃぃ???
てか、フィギュアとこれを持っての撮影の旅は神経がすり減りそうなんですがぁあああああ!!!(爆)
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とか、UV兄らが「勝負の神」の公約履行?をやったとかなんとか?
で、ユン木さんがライフガードなのねとか、チャーたんのチェックシャツイン姿が普段着ぽすぎてとか。
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なんて情報を見終わっても、まだ5時(嗚咽)。
開場の6時半までどうすれば…と結局、館内探索の旅にて、5Fにジュンク堂書店を発見し、しばし本と戯れているうちに1時間半経過し、いよいよ試写会入場へと。
と、ここからが肝心のフィギュア神起認証ショットでありますのに、入口にてカメラ没収の荷物チェックがあり、入場したらば、シーンと静まり返った場内と、前方にて観客の不審な動きを観察しているのか?スタッフ2人が目を光らせ。ああああああ、電源切る振りして一枚パシャリとやったものの、何も映っておらず(笑)。

いよいよ、あれほど恋い焦がれ待ち続けながらも、実際、観るのをためらい続けた作品「黄金を抱いて翔べ」と対峙する時間が来てしまいました。
定刻7時にMCの方による簡単な試写会の案内の後、当日のスペシャルゲストであらせられる「浅野忠信」兄が紹介され、盛大な拍手の中、登場されました。この日は静岡のテレビ局やマスメディア等でインタ三昧だったとのこと。

かっこえええええええええええええええええええ!!!!! 浅野さあああああああああんんんん!!!!!
本当はブキ様とより、あなた様とモモちゃんの絡みを切望したのよおおおお!!!と心の中で叫ぶわたくし。←迷惑(笑)
あ、当日の席は朝9時半だったか?先着順で引き換えとのことで期待もしなかったのですが、なかなか見やすい傾斜二列目で、浅野兄は5mという至近距離。運をここで使っていいのか、自分?(爆)

わたくしの中の浅野像が、今回「黄金」露出のインタなどで目の当たりにした像が見事にひっくり返り、そうです、どこぞのインタビューで「チャンミンを悪く言うやつは許さない」発言やら、今回監督を始めとする出演者たちの間でも、東方ファンは敵に回すな?の伝令が飛んだんでしょうか(違)、
この日も、ご自分のお話しから、MCの方が全くチャーたんのことには触れませんのに、

浅野兄「本当は全員で舞台挨拶に来れたら良かったんですけど…女性の皆さんが気になるのはチャンミンのことですね(笑)」
会場「(笑)」
浅野兄「チャンミンは本当に頑張っていました!はい」
MC「演技もなかなか…日本の映画に出るっていうのは大変ですよね。」
浅野兄「そうですねー、やっぱり日本語でお芝居するってのは簡単ではなかったと思うんで…そういう中では本当に必死に自分のやってるモモって役をちゃんとクリアにしてやっていましたね。」

と、唯一共演者のことを語られたような…。←とにかく映画の方に気持ちが飛んでいたため、うろ覚えでイスマン先生

そして10数分ほど熱く語って下さった後、メッセージを残してくださり、兄退場。
あ、がすぐに、その前のトーク内で、公式本でも紹介されていた大阪にある浅野兄友人の激うまラーメン店の名前が判明したとわざわざそれを紹介して下さり(笑)、「それでは映画をお楽しみ下さい」と去っていかれました。

(その後、「@asano_tadanobu
静岡落ち着きます!最高っす! 試写会にきて下さった皆さん楽しんでって下さい!ありがとうございます! 試写会に来れなかった方、 申し訳ありませんでした! 公開の時に見てもらえたらありがたいです!\(^o^)/」とツイって下さりました。サランヘ(笑))

客電が落ち、いつもの長々と続く広告や映画予告もなく、いよいよ上映開始です。

......................................

そして、9時23分頃終了…。
まだ、エンドロールが流れる中、中盤頃に退席。

係の方がいないのを察知し、一応撮っておくかねと哀しい性の認証ショット。しかも安定のブレ加減(笑)
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2月から8ヶ月…。原作を読み、現地を旅し、自分の中で温めに温めた作品でした。
作者が発信した作品の受け取り方の答えは、作者しか本当の正解を知らず、けれど読者の数だけ解釈の仕方があるわけで、逆に「そういう解釈も…」とさらに奥行きが深まるのだと思います。

今回の、この「黄金」については、それはどうだったか。
同じものを読んだはずであるのに、井筒さんと私の解釈が全く違うものでありました。
原作ではさして感じなかった匂いが立ち込め、大阪だったからこそこの話は成り立ったのかもしれない…と始めて思いました。
井筒さんの予想しえなかった解釈が、私にとって嬉しい誤算だったか否かは…、封切後、ご覧になった皆様と熱く語らせて頂けたら。

その後、駅へと急ぐ帰途の道は、かなりの雨脚の強さで、どうやら「黄金」のイメージは私の中で、大阪というよりも、静岡、そして雨の夜…が一緒に思いだされることとなりそうです。

 

*****

【2012年11月】

その1

黄金初日。
「ネタバレ備忘録」
・甲子園いっぱい分、ニトログリセリンのおやじギャグ
・エンドロール 千葉副社長
石倉三郎チャンミンの共演
・窓から飛び降りて着地して幸田を見上げるモモ。戸惑いながら逃げるモモ。
・女装のヅラを取り、口紅を拭うしぐさ。
・「ヒョン…。」
・ミシンがけ、頭クシャ
・肉を焼き、「モモ早くしろ」と促され、手を添えて肉をテーブルに
・その上に図面を広げられる肉の立場
・わたしにくださいよ
のび太ジャイアン
レイコー
・「でももうスパイやめたからな」の「な」と「誘われたのが初めてだから」
・たらば蟹の押し売りと焼き芋、クリスマスプレゼントに添えられたみかん
・「モモさん、あんたは偉い」
・バッテラ
ゾンビ映画、「日本映画より面白い」「日本映画だって面白い」
コシヒカリ
・聖書にはさんであった写真が合成風味すぎて
・「金貨を投げ捨てて首を吊る時が来る。聖書にそう書いてある。」
カピバラ
・警備室、警察、社員を始めとして素だけれどどこかとぼけている大阪だからこそ成り立つ話

ざっくりと。
一般の黄金ヲタと監督の黄金に対する思考が違うと感じた映画、未読と既読で想いが違う映画。
井筒さんは、原作通りに幸田とモモを描いていくと観客が別の目的で見に来る層になり、ブロークバックマウンテンみたいになるとってしまうと困る、ゲイがいやとかじゃなくてこの原作のはみ出した男たちの無謀な金庫破り要素を描きたかったと言っている。
個人的には試写会で初めて見たときは思い描いていた世界(情緒部分ではなく金庫破り要素着眼)という描き方に大いに戸惑い、腹を立て、井筒、てめえええええ!!!と腸煮えくりかえったけれど、昨日2回目を観て、ストーリーを追うのではなく、細かい部分を考えながら観たら別物としてじわじわと「もしかしてこういう描き方もあるのか?」と考え直すに至り(笑)。
そして一夜明けた今、再度また、あの6人や、石倉さんや、引っ越しのサカイのオサーンや事務所のお姉ちゃんやらでんでん、そしてあの大阪という空気に無性に浸りたくなっている自分がいる…。
観れば観るほど味わいが出て来て、色々な楽しみ方が出てくる映画かもしれない。というのは今日、たった今の感想だけれど。

レイトショーが混んでいるのを知った(笑)中での安定のフィギュア神起。隣のcpにどんびかれた件(笑)
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そして新レギュラーのバービー神起もよろしくね(爆)← もはや誰も止めることはできまい…(遠い目)
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黄金の初日記録として、ただ綴っただけの内容で申し訳ありませんが備忘録として。

****

【2012年11月】

その2

 ああ、「黄金」についての考察を書き始めたら、A4レポート用紙10枚以上になりそうな勢いで、しかも独りよがりの支離滅裂な内容につきバッサリ消去致しまして(笑)、さっくりと現在の感想を。

あれほど拒否感示した初見でしたのに、監督の解釈された「黄金」の世界が馴染んできたんでしょうか、私の温めてきた「幸田とモモの魂の共鳴」部分が根底にあっての解釈ではない作品とあきらめがついたんでしょうか(笑)、「井筒黄金」として受け入れる覚悟を決めた途端、視野がパーッと開けて、終わった瞬間にすぐにまた黄金の世界の人々に逢いたい…と思える麻薬作品となってしまいました。やばいでーす、やばいでーす(笑)。
昨日も朝起きて、今日は仕事が休みだ…、時計を観れば初回開演に間に合う…、逢いに行くか?と気づけば座席に座っている自分。そして気づけばエンドロール。そしてまた逢いたいという…。やばいでーす(爆)。

私は芝居や映画、ライブにおいて、ご贔屓が素敵ならばそれでよし! ご贔屓のみ見続ける…というタイプではなく、役柄に共感したり、実力に感動した相手に心が動くため、ご贔屓でも演技や歌が脱力ならば酷評しますし、興味が失せることもあるんですが、この「黄金」、主演クラス6人の実力が拮抗していて、さらに共演者、脇に至るまでいい意味でクセや味わいがあり、病みつきになる魅力がある人物ばかりで、自分に役を近づけるのではなく、ストーリーの人物そのものが映画の中に見事に息づいてるんですよね。
6人は誰もが役を自分のものにしていたと思うんですが、特に圧巻だったのは浅野さんと桐谷さん。恥ずかしながらお二人の日頃の演技をあまり存じ上げないんですが、ぐいぐい話を持っていく力技というんでしょうか、存在感の半端なさたるや。

また状況設定、脚本と台詞が本当に緻密で、台詞の一つ一つが思わず口に出して呟いてしまいたいほどで、それは幸田とモモの「あそこは遠い…」からの「やっと来たな…」のようなものから、銀行下見に来ていて「黄金がここの地下に」と北川と幸田が話しているのを、「あら、本当に眠ってはりますのん?」と隣に座っているおばちゃんがいきなり話しかけることで大阪の空気間を表現したり、何気ない台詞で「あのはげ方は日本の禿だな」とか、事務所のおっちゃんのミカン渡しやら、もしかして金歯は役柄のためにわざわざ入れたの?的見事な大阪のおっちゃん表現力だったり、警備員の松田さんがサッポロ一番カップスター食べながら対応したりとか。
それらのやり取りが好きすぎて、暗闇の中、思わずペンを取り出し、セリフを書きとめる自分が気持ち悪くて(爆)。

そして、チャンミン。そう、チャンミンが出演の映画だったよね…と真剣に忘れそうになるほど、「この撮影の時、ライブと映画のスケジュールで大変だったのよね」なんてこと思い出すスキも与えてくれないほど、スクリーンのそこにいるのは北朝鮮工作員、爆弾魔のモモという人物でした。
そう、監督は特に描かなかったけれど、原作を読んで妻夫木さんとチャンミンが自分の人物描写の中に、幸田と、モモと、互いの絆が重要だということを認識して、孤独な二人が心を開いていったのは互いがいたから…と理解した上での表現だったから、セリフではなくとも目線や仕種、表情にそれが表れて、監督も意図していなかった方向に肉付けされたからこそ、私はこの井筒黄金に絶望で終わらず、馴染むことが出来たのかなあとそれは二人に感謝したいです。
その二人の渾身のアドリブの世界(たとえばミシンモモが頭クシャされ、はにかむところ)も私ならその表情をじっくり長映しにするのに、見事に余韻なくカメラ切り替わり(笑)的場面が随所にあって、本当に余韻のないオッサン!! と思ったのも記しておこう(笑)。

もうネタバレありありなんで申し訳ないですね(居直り)。
が、わたくしの黄金備忘録としてお許しください(土下座)。
以下、ネタバレ画像劇場。

懐かしの豆腐屋さん…。ここで幸田と再会の会話が物騒すぎて(笑)でも大阪だからありえそうな。
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豆腐屋で二人が東京で会っていたという回想映像で上野駅13番線ホームが映って、それがわかる自分に震えた件(笑)。
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お兄さん…。徳田さんに似てるんすよねぇ…。←誰?(爆)
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「ヒョン…」。ああ、昨年の年末音楽祭の「ヒョーン、ヒョーン、ヒョーン」が思い出され…。
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この場面の切なさったら。北に残した母や妹を思い浮かべ、ピストルを頭にあて…。
で、「なんやのん?ケンカ?」と声かける大阪のおばちゃん(涙)。でも、あるある。
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上の場面で「モモさん、あんたとはこれきりだ」と言っておきながら、ストーカー双眼鏡で対岸のアパートを見ていて、帰宅して階段を昇り(一瞬つまづく)そのモモを尾行する怪しい動きに自転車かっ飛ばす幸田が吐血すぎて。窓から飛び降りて、ガクッとよろけた後、幸田を見て驚くモモが愛しすぎて。
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「モモさん、俺は007とゴルゴ13で学んだけれど、これは死んだキムさんの遺品かい?」と北川から突然名前を呼ばれ拳銃を渡されとまどうモモさんが。
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初見では「焦げたまずそうな肉」認識でしたが、「さいぼし」という伝統食だそうで、それを焼いているモモに、「どうしても嫌なら降りてもいいが」と一応確認するのは愛なのか?幸田さん(笑)。それに明るい目で「人に誘われたのは、初めてだから」と。うぉおおおおおお、泣けるぅぅぅぅ←うるさい(爆)
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「モモ、早くしろ」と言われて、その肉をテーブルに右手で置く際、左手を添える礼儀正しいモモ。北もそうなんですか? その肉を素早く口に放り込む野田。その台詞まわしの「~してはりまっす」の溜めた言い方がうまい!
そしてせっかくの肉は図面の下にさようなら(涙)。
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「オレが死ぬとか…」「逃げるとか…」「最後までやりとおせ」
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車中で二番を教えてと言って、北川が唄う二番の歌詞を適当にマネするモモが可愛すぎて。その唄からのラジオからのニュースが流れての「やりましょう!」の流れが秀逸。そしてトラックに「スチャッ」と音が聞こえてきそうに華麗に飛び乗るモモに、この時だけ「チャンミン」と我に返ったことを思い出した(笑)。
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これは…。わたくしの中には黒のタートルネックで微笑む「今日からモモ子だ」の図式が出来上がっていたわけで、キャミソールと赤いカーディガンはやられたというか。で、このヅラと衣裳はモモが買いにいったのか。「幸田さんはこういうのが好みかなぁ」なんて思い浮かべながら、しまむらで買ったんだろうか。泣ける。
この後、部屋の中でじいちゃんの話からの、「ほらっ、モモ、奢ってやるよ」と促されて、微笑むモモが可愛くて(嗚咽)。で、井筒監督とピカデリー試写に出演のマツコ先生。ご自分の出演場面が一瞬だったため、このモモ女装場面を見て「最初自分だと思った」の爆弾発言に、会場「違う」、「文句は挙手して言いなさいよ」(爆)
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あああああああ。ここは…。あんなドジなでこぼこスパイにやられるモモじゃないのに、幸田が心配で「大丈夫?」と背中を見せたばかりに末永の野郎!!!!!!!
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原作は牛乳もでしたね。朝、幸田が目覚めてからの隣のモモを確認する一連の動きが(号泣)。この前の椅子に置いてある紙袋、変電所偵察からずっと持っていましたね。二人とオソロにしたくてkioskで購入しようか。
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ああ、この画像を見ても、やはりチャンミンではなく、モモなんです。
チャンミン、本当に心に残る作品をありがとう…。
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おまけ。
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「ピクトアップ」に続く、妻夫木&チャンミン表紙の「men's nonno」。ああ、これはもう幸田とモモではなくて、妻夫木さんとチャンミン氏という異色の顔合わせという感じですね。やっぱりお隣にはユノ様が…(え)。
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で。物語の大詰め、黄金の部屋に辿り着くまでに爆破する時間を計るため(確か)にタイマーが使われていたんですが。
私の記憶によると、「豚」のお茶目なタイマーだったように思うんです。
気づいたのは3回目鑑賞の時だったんで、その形がうろ覚えで、こんなんだったか?
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だとしたら、爆弾セットの電線の買い物に行ったのは春樹だったが、タイマーを揃えたのは誰?モモ?モモちゃんなの???? いや、モモに違いない!! と申しますのは…。

6日放映の「イトゥクいってらっしゃいの巻 強心臓」にて、下記記事の出来事がございました。

東方神起 チャンミン、鞄の中身を公開!“ワインオープナーから包帯まで”

東方神起チャンミンの鞄の中身が公開された。
チャンミンは、韓国で6日に放送されたSBSバラエティ番組「強心臓」に出演し、「普段必要なものはすべて鞄の中にしまっておく習慣があるので、鞄が重たい」と明かした。
これに対してSUPER JUNIORのイェソンは「ワインオープナーがなくてフォークでワインのコルクを外していたら、チャンミンが自分の鞄からワインオープナーを取り出した」と語り、「強心臓」のMCたちはチャンミンの鞄の中身を公開した。
チャンミンの鞄の中には、ワインオープナーと本、ランドリー袋、黒にんにくエキス、山茱萸(サンシュユ)エキス、高麗人蔘、ウェットティッシュ、包帯、針と糸などが入っており、出演者たちを驚かせた。
チャンミンは「公演中、たまに怪我をすることがあるので、包帯を持ち歩いている。針と糸は急いで食べて胃もたれしたときに使うため(韓国の民間療法)持ち歩いている」と語った。
この日の放送には、SUPER JUNIORのイトゥク、イェソン、シンドン、ウニョク、Mighty MouthのサンチュとSHORRY J、東方神起のユンホ、チャンミンSHINeeのジョンヒョン、テミン、少女時代のユナ、女優イ・ジョンヒョン、パク・ミンジ、歌手イ・キチャン、タレントBOOM、パク・ギョンリム、お笑い芸人ピョン・ギス、ヤン・セヒョンが出演してセンスのあるトークを披露した。


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昔から、鞄にありとあらゆるものを詰めて持っていたのは皆様ご存じだと思うんですが、今回さらに内容が強化されていて驚きましたね。「ランドリー袋」「包帯」「ソーイングセット」って。そこらの女子より女子力高すぎる件(爆)。てか、ワインオープナーをいきなり取り出されたイェソンさんも仰天したことでしょう。←フォークじゃコルクは開かないと思うよ(爆)。

以下にセットをご紹介。
このお鞄に
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これらの品が(笑)。グラサン姿でご披露されても。ワロタ。
ちなみに「哲学の本 人生の苦痛に対抗する厳しい省察~ 「哲学が必要な時間」ガンシンジュ/四季 」もお持ちだったようです。苦痛に対抗する厳しい省察…。なるほどぅ…。
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胃もたれを防ぐために血を抜く」とはチャングムのようなお方ですが、いやいや、お胸の豊かなヒョンの前ボタンが飛んだらチクチクするんじゃねぇの? ミシン使いも上手になったことだし。にやにや。
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そーしーてー! これです、これですよ!!!
日本製 浅田真央ちゃんが確かCMしていた nepia「ウエットントン」!! てか、なんなの、このきゃわわなキャラ!!女子か!乙女か! あ? 東方だからトントン…?(違) いや、豚? 豚と言えば…。
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やっぱりっ!! 「黄金」タイマーの豚仕様はモモシムさんの仕業だったのねっ!!←こじつけだよ(爆)

ちなみに、早速ぐぐってみたら、楽天にて絶賛発売中だったため、本日ビギよりお知らせメールがあったDVDもポチってないのに、トントン6ケばかりポチったわたくしを見捨てないでください。
がしかしだ。「早く入手しないとビギ婆らに買い占められる…」と焦りすぎて、「80枚 372円」をポチる始末。シムさんが持ち歩いていたのは「30枚 228円」のだったよ…。む? 50枚増で154円しか違わないって、80枚のはお得なんじゃない???←そういう問題ではない(爆) 素直に間違ったことを認めろよっ!
しかし…。そんなに大量にウェットしてどうする。使い切らないうちに干からびるのが目に見えている件。
どなたか、ソウルコンにいらっしゃるお方にこれを託すので、シムさんに渡しては下さらんかのぅ…(爆)。

 

*****

まだ続いていたのか(爆)。「黄金」完結編。

【2013年11月】

(ユノ様光化門恋歌 in大阪の際に)

やっぱり二人もここに連れて来たかったから…

…モモさん…また来たよ…(爆)。

夕暮れ迫る肥後橋近辺、朝日新聞をバックに。

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住田銀行もとい、三井住友前にて。あああああ、漲る…(笑)。
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シム氏が黄金撮影時に宿泊されたとされるホテル泊としての撮影も考えたのですが、やはり淀屋橋肥後橋に近い場所が…と←なんでだ(笑) 同行した友人に無理やり承諾して頂き(土下座)、近くの「庄屋」で乾杯。オーダー注文の兄貴の目線がケンとライアンにくぎ付けだったことを追記しておきます(笑)。
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映画では神戸の神港ビルヂングとファミリアホールが住田銀行ロケで使われておりましたが、わたくしにはここが住田銀行…(笑)ということで、朝7時半、通勤客が道行く中をまたもやゲリラ撮影。モモさん、ここが金塊が眠っている住田銀行だよ。あ、ユノ様はお疲れのところ、えらいすんまへんです(笑)。
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「光化門」&「黄金」怒涛のフィギュア撮影を終え、8時半の新幹線で一路帰途へ。
なんでそんな駆け足でと申しますと、実は「光化門」前に取っていた、宝塚100周年イベントの一環として開催される、宝塚OGによる夢の饗宴「エリザベート・ガラ・コンサート」の開演が12時からだったのです(笑)。重なる時は重なるったら…。

もうこうなったらここでも認証ショット(爆)。
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通常時、一つの作品を観ると時間を空けて余韻に浸りたいタイプなんですが、まだ光化門に心を残したまま、大慌てでヒカリエの客席に座り、そうそう、その途中に急遽友人から依頼があった21日のKRYのチケットの嫁ぎ先を探すという仕事が入り、わたくしウィーンに気持ちが行くのか…と汗だったんですが。

すでに宝塚を卒業して一般の生活をしている方もいらっしゃるし、宝塚音楽学校の先生になった方もいる、現役の生徒さんもいる、そして商業演劇で活躍している方もいる…という果たしてどうなるかなアンサンブルながら、宝塚を卒業して歩んできた人生がさらに役に投影されて深みを増し、心、魂が揺さぶられる圧巻のステージでありました。
16年前の初演の時と同じスタイル、いやそれにさらに色気が増して美しくなった方もいましたし、同じ半世紀組なのに前以上に美しく輝いている方もいました。
その中のお一人、トップから宝塚音楽学校の先生になって今、指導していらっしゃる紫苑ゆうさん。
彼女の退団公演にこの「エリザベート」を希望したものの、版権取得や諸事情で叶わず。それが20年近い時を経て、まさか切望してやまなかった「トート閣下」の役に巡り合えることが出来るとは…、本当に生きていてよかったと心から思います…と涙ながらに語られた時、本当に、本当に生きていればこそもちろん悪いこともありますが、こうして最高の喜びに巡り合えることができるのだと。
そして、生きていればこそ、私もこうしてその夢のような巡り合わせに立ち会え、またもうその日はこないかと思われた新たな東方たちの輝かしい活躍を楽しむことができるのだと心から思いました。

 

と、話が脱線したところで(笑)「黄金の旅」<完>←ようやくか

(本日も記事、画像をお貸しいただきありがとうございました。)

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